株式会社トヨタエナジーソリューションズ(英: TOYOTA ENERGY SOLUTIONS INC.)は、愛知県豊田市元町1番地に本社を置く日本の企業。
燃料電池、マイクロガスタービンに関する事業、エネルギーマネジメント事業を展開する。
概要
1998年(平成10年)に設立したトヨタ自動車の100%子会社で、ガスタービンエンジンを利用したコージェネレーションシステムや車両用蓄電池を利用したエネルギーマネージメント製品の開発・製造・販売・保守までを一貫して行う。
環境負荷を低減する新技術・商品開発を推進するトヨタグループのエネルギーソリューション企業である。
沿革
- 1998年(平成10年)4月 - トヨタ自動車の出資により、株式会社トヨタタービンアンドシステム(英: TOYOTA TURBINE AND SYSTEMS INC.)設立。
- 1999年(平成11年)2月 - ダイハツディーゼルと小型ガスタービンの販売契約締結。
- 2000年(平成12年)4月 - トヨタ自動車元町工場内に拠点統合。マイクロガスタービンコージェネレーションシステムの販売開始。
- 2002年(平成14年)4月 - 再生サイクル式50kW級マイクロガスタービンコージェネレーションシステムの販売開始。
- 2004年(平成16年)12月 - ハイブリッド牽引車を共同開発。
- 2005年(平成17年)3月 - 愛・地球博のNEDO新エネルギープラントへMCFCハイブリッド発電システム用マイクロガスタービンを開発。
- 2006年(平成18年)
- 4月 - 移動電源車の販売開始。
- 11月 - マイクロガスタービンを用いたVOC処理システムを共同開発。
 
- 2009年(平成21年) 4月 - 太陽光発電システムの販売開始。
- 2010年(平成22年) 4月 - 大型ヒートポンプ空調機の販売開始。
- 2013年(平成25年)
- 1月 - エネルギーマネジメントシステムの販売開始。
- 3月 - 名古屋事務所を開設。
- 4月 - 特定規模電気事業者(PPS事業者)に登録。
 
- 2014年(平成26年)6月 - 産業技術総合研究所へアンモニア燃焼用マイクロガスタービンを開発。
- 2017年(平成29年)
- 4月 - NEDOの助成によりトヨタ自動車元町工場へSOFCハイブリッド発電システム用マイクロガスタービンを開発。
- 6月 - 豊田市VPP(バーチャルパワープラント)実証事業に参加。
- 7月 - 京浜臨海部「低炭素水素」利活用実証プロジェクトに大容量蓄電池を開発。
 
- 2018年(平成30年)
- 4月 - 株式会社トヨタエナジーソリューションズ(英: TOYOTA ENERGY SOLUTIONS INC.)に社名変更。
- 4月 - 中部電力と「T&Cエネルギーソリューション」の提供開始。
- 5月 - 内閣府SIP「エネルギーキャリア」へ参加。
- 6月 - セブンイレブン次世代店舗プロジェクトへ参加。
 
- 2019年(平成31年/令和元年)
- 4月 - 300kW級アンモニア燃焼用マイクロガスタービンを開発
- 9月 - 定置式燃料電池の実証運転を開始
 
- 2020年(令和2年) 6月 - 副生水素を利用した定置式燃料電池の実証運転を開始。
- 2021年(令和3年) 8月 - アンモニアMGTを活用したゼロエミッション農業の技術実証をスタート。
製品
- コージェネレーションシステム
- 300kW級マイクロガスタービンコージェネレーションシステム
- 50kW級マイクロガスタービンコージェネレーションシステム
- 180kWディーゼルエンジンコージェネレーションシステム
- 300kWマイクロガスタービンVOC処理システム
- エネルギーマネジメントシステム
- 4kWh蓄電池システム
- 10kWh蓄電池システム
- BEMS
所在地
- 本社 - 愛知県豊田市元町1番地 トヨタ自動車株式会社元町工場内
- 名古屋事務所 - 愛知県名古屋市中区栄二丁目1番1号 日土地名古屋ビル14F
脚注
関連項目
- トヨタ自動車
- トヨタグループ
- チーム・マイナス6%
外部リンク
- トヨタエナジーソリューションズ




