ゴーイン・バック」(Goin' Back)は、キャロル・キングとジェリー・ゴフィンが作詞作曲した楽曲。ダスティ・スプリングフィールドのバージョンがヒットした。

概要

イノセンスの喪失や追憶などが語られ、「私たちに欠けているのはほんのわずかな勇気だけ/捕まえられるものなら捕まえてごらんなさい/私はあの頃に帰るの」という言葉で締めくくられる。

アメリカの女性歌手、ゴールディーが1966年2月に発表したものが最初のバージョンである(イギリスでのみ発売)。ダスティ・スプリングフィールドのバージョンがイギリスで10位、オーストラリアで9位を記録し、彼女のバージョンが最大のヒットとなった。

その他、よく知られるのはバーズのバージョンである。デヴィッド・クロスビーは「ゴーイン・バック」をブリル・ビルディング・スタイルの曲の典型例とみなしレコーディング参加を拒否。代わりに自作の「Triad」を制作するが、彼の作品はアルバム『名うてのバード兄弟』には収録されず、クロスビーはグループを脱退した。1967年10月20日にバーズはシングルA面として発表。ビルボード・Hot 100の89位を記録した。

その他のバージョン

  • ジェニー・ルナ - 1966年のシングル。イタリア語詞でタイトルは「Ritornerei」。
  • キャロル・キング - 1970年のアルバム『Writer』に収録。
  • イーディ・ゴーメ - 1971年のアルバム『It Was a Good Time』に収録。
  • ザ・ニュー・シーカーズ - 1972年のアルバム『Come Softly to Me』に収録。
  • マーリット - 1973年のアルバム『Maarit』に収録。フィンランド語詞でタイトルは「Ei eiliseen」。
  • ラリー・ルレックス - 1973年のシングル「アイ・キャン・ヒア・ミュージック」のB面。
  • マリー・トラヴァース - 1974年のアルバム『Circles』に収録。
  • ニルス・ロフグレン - 1975年のアルバム『Nils Lofgren』に収録。また、1975年のライブ・アルバム『Back It Up!!』と1977年のライブ・アルバム『Night After Night』にそれぞれライブ・バージョンが収録されている。『Back It Up!!』のバージョンでは、ロフグレンはピアノのイントロで「メリーさんのひつじ」のメロディを奏でる。
  • レネ・ゲイヤー - 1983年のライブ・アルバム『Renée Live』に収録。
  • ジョニー・ローガン - 1985年のアルバム『Straight From the Heart』に収録。
  • ダイアナ・ロス - 2001年のコンピレーション・アルバム『The Very Best of Diana Ross - Love & Life』に収録。
  • フィル・コリンズ - 2010年のアルバム『Going Back』に収録。
  • マリアンヌ・フェイスフル - 2011年のアルバム『Horses and High Heels』に収録。
  • リアン・キャロル - 2017年のアルバム『The Right to Love』に収録。
  • ブルース・スプリングスティーン - 2018年に発売されたライブ・アルバム『The Roxy 1975』に収録。1975年10月18日公演の音源。

脚注


『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』本編映像&FACE氏のデザインによるオリジナルポスター&映画オリジナルTシャツ

Goin' Back YouTube

『Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック』作品情報

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