社会医療法人財団慈泉会 相澤病院(しゃかいいりょうほうじんざいだんじせんかい あいざわびょういん)は、長野県松本市本庄にある医療機関。社会医療法人財団慈泉会が運営する病院である。長野県初の地域医療支援病院で中信地方救急指定病院である。

沿革と特徴

起源は1908年の相澤医院創設に遡る。2001年、地域医療支援病院として県内初めての承認を受けた。民間病院としては全国で3番目の認定。財団法人日本医療機能評価機構認定病院で、中信地方の民間病院としては最大規模の医療機関である。理事長は相澤孝夫(日本病院会 会長)、院長は田内克典。

小説「神様のカルテ」のモデルとなった病院と言われている。

2009年、大学卒業後、所属先が見つからず困っていた小平奈緒選手(スピードスケート女子)を"地元の選手として応援したい"とスポーツ障害予防治療センターのスタッフとして採用した。その後2018年平昌五輪で日本スピードスケート女子初めての金メダルを獲得。

2012年9月、がんの先進医療である陽子線治療を行う新施設「陽子線治療センター」を、甲信地区の医療機関として初めて導入した。東京都に本社を持つ住友重機械工業が装置を小型化、世界初となる上下配置方式を採用した。装置の小型化により総事業費は従来よりコストを抑えた約50億円。現在は診療を開始に向けた準備を進めている。長野県内全域のほか山梨県、などからもがん患者の受け入れを充実させるといい、2014年5月1日より一部診療が開始され、同年9月より1日10名を上限として自由診療が開始される(下記公式サイトより)

  • 相澤病院陽子線治療センター公式サイト

2015年12月、JCI(国際病院評価機構)の認証を更新。

年表

  • 1908年1月10日 - 相澤医院が開院。
  • 1952年 - 相澤病院として開院。
  • 2001年 - 地域医療支援病院の承認を受ける。
  • 2005年 - 中信地区新型救命救急センターの指定を受ける。
  • 2008年 - 社会医療法人の認定を受ける。
  • 2014年 - 陽子線治療センター開設。
  • 2015年 - 相澤(北京)医院管理有限公司開設。
  • 2016年 - 相澤東病院 開設。

所属スタッフ

  • 小平奈緒(スピードスケート選手/平昌オリンピックスピードスケート女子金・銀メダリスト、バンクーバー五輪女子チームパシュート銀メダリスト/相澤病院:スポーツ障害予防治療センタースタッフ)
  • 小林茂昭(脳神経外科)

交通アクセス

  • JR松本駅(並柳団地線のみ松本バスターミナル)からアルピコ交通バスタウンスニーカー『南コース』または『並柳団地線(系統2)』に乗車、もしくは同じくJR南松本駅から『南部循環線』に乗車、いずれも「相澤病院」下車。
  • 上記以外にも寿台方面へ向かう栄町バス停もある。

テレビ番組

  • 日経スペシャル カンブリア宮殿 「救急医療」で地域の信頼を勝ち取った 苦境・地方病院の復活劇!(2018年5月24日、テレビ東京)

脚注

注釈

出典

関連項目

  • 信州大学医学部附属病院
  • 国立病院機構まつもと医療センター
  • 一之瀬脳神経外科病院
  • 丸の内病院
  • 城西病院
  • 松本協立病院
  • 病院の治しかた〜ドクター有原の挑戦〜 - 2019年1月期のテレビ東京『ドラマBiz』作品。相澤病院が作品のモデルである。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
  • 相澤病院陽子線治療センター
  • 相澤病院の3つの“失敗”(上)理想の追求か、安定経営か(GHC)
  • 相澤病院をデータで徹底分析(GHC)



相澤病院 ホクトレジデント

相澤病院(松本市本庄)【ホームメイト・リサーチ ドクターマップ】

相澤病院 病院を探す Japan Hospital Search

相澤病院の3つの“失敗”(上)理想の追求か、安定経営か GemMed データが拓く新時代医療

相澤病院 救命救急センター EM Alliance