本庄村(ほんじょうむら)は、熊本県の北部、飽託郡にかつてあった村である。
概要
中世の荘園である託麻荘(たくまのしょう)の本荘がこの地にあったことから本荘と名付けられた。
地理
- 河川:白川
歴史
- 1889年4月1日 - 町村制が施行。一村単独村政で託麻郡本庄村となる。
- 1896年4月1日 - 飽田郡と託麻郡が合併し飽託郡となる。
- 1921年6月1日 - 熊本市に編入。本荘と改称。
経済
産業
- 農業
『熊本県各郡市町村蚕糸業一覧 明治28年』によると、本庄村の養蚕戸数は12戸、繭産額は19石、製糸戸数は10戸である。
- 商業
『日本海陸物産商名鑑』によると、本庄村の米穀商は西里亥三郎、竹田平蔵などがいた。
- 企業
- 山佐製油 - 開業年月は1915年9月。生産品目は菜種油粕。代表者は竹田佐平。
- 工場
- 竹田製油場 - 開業年月は1877年1月。生産品目は種油、椿油。代表者は竹田荒治郎。
- 竹田製油製肥場 - 開業年月は1877年1月。生産品目は菜種油粕。代表者は竹田荒次郎。
- 永田水飴製造所 - 開業年月は明治以前。生産品目は飴粕。代表者は永田岩八。
学校
- 本荘小学校(のちの本荘尋常小学校、現在の熊本市立本荘小学校)
出身・ゆかりのある人物
- 宮村又八(部落解放運動家、農民運動家、衆議院議員)
脚注
参考文献
- 『熊本県各郡市町村蚕糸業一覧 明治28年』熊本県内務部、1897、1898年。
- 伊藤吉四郎編『日本海陸物産商名鑑』北海道通信社、1918年。
- 商工省大臣官房統計課編『全国工場通覧』日刊工業新聞社、1931年。
関連項目
- 熊本県の廃止市町村一覧




