2005年のJリーグカップは3月19日に開幕、11月5日に国立霞ヶ丘競技場陸上競技場で決勝戦が行われた。

優勝はジェフユナイテッド千葉(初優勝)。

大会名称

ヤマザキナビスコを冠スポンサーとしてJリーグヤマザキナビスコカップとして開催された。

レギュレーション

この年からJ1参加クラブ数が18チームになったことと、AFCチャンピオンズリーグ (ACL) の開催時期が本大会とほぼ完全に重複することになったことから、基本的なレギュレーションが「ACL出場チーム以外のJ1チームでグループリーグ→グループリーグ上位 ACL出場チームで決勝トーナメント」という方式に改められた。この方式は2023年まで概ね踏襲されている。

  • 2005年度J1リーグ参加18クラブが出場。
    • 18クラブのうち、横浜F・マリノスとジュビロ磐田はAFCチャンピオンズリーグ2005出場のため、予選リーグは免除され、決勝トーナメントからの出場。
  • グループリーグは3月19日から開始し、それ以外の16チームを4チームずつ4グループに分けてホーム・アンド・アウェーの2回戦総当りを行う。
    • 各グループの組み合わせは、前シーズンのリーグ戦順位をもとに決定。
    • 各グループリーグの最上位チーム(4チーム)と、各リーグの2位のうち成績上位の2チーム、計6チームが決勝トーナメントに進出する。
    • グループリーグ内の順位、および2位同士の比較は「勝ち点」「得失点差」「総得点」「抽選」の順で決定される。
  • 決勝トーナメントはグループリーグを勝ち抜いた6チームに横浜、磐田を加えた8チームによって行われる。
    • 組み合わせは準々決勝・準決勝ごとにオープンドローで決定する。
    • 準々決勝・準決勝
      • ホーム・アンド・アウェーでの2試合制。以下の方法で優劣を決定する。
      1. 2試合における合計得点数(=得失点差)
      2. 並んだ場合は第2戦の後半終了後、引き続き15分ハーフの延長戦
      3. それでも決しない場合はPK戦(双方5人ずつ。決着しない場合は6人目以降サドンデス方式)
    • 決勝
      • 中立地(国立霞ヶ丘競技場陸上競技場)での1試合勝負。90分で同点の場合は延長戦→PK戦で決着する。

グループリーグ

グループリーグは3月19日・26日・5月21日・28日・6月4日・11日に行われた。

グループA

グループB

グループC

グループD

各グループ2位の比較

決勝トーナメント

準々決勝

第1戦




第2戦

千葉の1勝1分け(2戦合計5-4)で千葉が準決勝進出。


G大阪の1勝1分け(2戦合計5-2)でG大阪が準決勝進出。


浦和の2勝(2戦合計2-0)で浦和が準決勝進出。


横浜の2勝(2戦合計4-1)で横浜が準決勝進出。

準決勝

第1戦


第2戦

1勝1敗(2戦合計1-1)により延長戦を実施、延長戦も0-0につきPK戦を実施、G大阪が決勝進出。


千葉の1勝1分け(2戦合計5-3)で千葉が決勝進出。

決勝

決勝はジェフ千葉とガンバ大阪、共にJリーグ開幕から獲得タイトルの無いクラブ同士の初タイトルを賭けての対戦となった。試合は、攻撃的なサッカーを展開するガンバ大阪に対し、ジェフ千葉は豊富な運動力による攻守を展開。しかし、90分を終えてもスコアレスドローのまま。これにより、前回に続き2大会連続での延長戦となるも、両者ともに足をつる選手が続出して120分でも決着が着かず。PK戦に持ち込まれ、結果としてガンバ大阪の一人目遠藤保仁が外したのに対して、千葉は全員決めて初のタイトルを手にした。

優勝したジェフユナイテッド千葉は2006年のA3チャンピオンズカップに出場した(開催国枠)。


サッカーで振り返る平成史と、未来への展望。:Jリーグ.jp

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