上市(かみいち)は、岡山県赤磐市にある大字であるかつての赤坂郡上市村に相当する。
郵便番号は〒709-0817(備前瀬戸郵便局管区) 。人口は211人(男性109人、女性102人)。世帯数は84世帯(2013年現在)。
概要
市内山陽地区の中部砂川左岸の平地にある。中世砂川沿いに設けられた定期市場のひとつで、南に下市が隣接する。
下市とともに同市の中心的な市街を形成し、公的機関や商業施設が集まる。
小・中学校の学区
公立の小・中学校に通学する場合、学区は次のように指定されているが、学校選択制度を導入しており、学区外であっても、一定条件を満たせば自宅から一番近い小中学校を選択し通学が可能である。
沿革
歴史
古代の赤坂郡鳥取郷の一部で、江戸時代には赤坂郡上市村とよび『吉備温故秘録』に、岡山出石町口まで3里26町、高418石2斗、田畑24町2反2畝22歩半、家数36軒、男女 183人をあげ、市場の守護神として恵美須官を記している。
1889年(明治22年)6月1日、赤坂郡尾谷村など5村と合併して同郡鳥取中村を置き、同村の大字上市となる。1902年(明治35年)4月1日の合併で高陽村に、1953年(昭和28年)3月の合併で山陽町になる。
かつては米、麦、かんしょ、ばれいしょ、大豆、モモ、ブドウ、柿を主要産物としたが、現在は米と果実類以外は衰退している。
2005年(平成17年)3月の合併により、赤磐市が誕生した。
地名の由来
当地を砂川が流れているが、その水運を利用し、川沿いに市場が設けられたことによる地名とされる。
南隣には下市があり、近隣に二つの市場があったために上市・下市と呼び分けたといわれる。
年表
地勢
- 河川
- 砂川
主要施設
- 公的施設
- 赤磐市消防本部
- 中国四国農政局赤磐庁舎
- 教育施設
- 赤磐市立高陽中学校
- 赤磐市立山陽小学校
- 医療・福祉施設
- 山陽クリニック
- 一般企業・商店
- NTT西日本山陽電話交換所
- ホームセンタータイム
- 実のり
- ダスキン
- 神社仏閣・その他宗教施設
- 恵美須神社
- 天理教赤磐教会
交通
- 岡山県道27号
脚注
参考文献
- 『県別マップル岡山県道路地図』昭文社(2013年)
- 巌津政右衛門 『岡山地名事典』日本文教出版社(1974年)
関連項目
- 下市
- 高屋 (赤磐市)
- 市場町
外部リンク
- 赤磐市



