広島電鉄3800形電車(ひろしまでんてつ3800かたでんしゃ)とは、1987年に登場した広島電鉄の路面電車である。愛称は「ぐりーんらいなー」(3950形まではこの愛称が付く)。

概要

広電では3700形に次ぐ連接車で、同社初のVVVFインバータ制御車でもある。製造はアルナ工機。路面電車である市内線と鉄道線である宮島線を直通運用可能な車両で、床面高を780 mmと従来より低くしている。9編成が製造された。

3801-3803
1987年に製造されたグループ。ヘットライトが丸形である。なお3801は3800形で唯一幕の位置が異なる。また3802・3803は空調制御装置がC車搭載1台に変更されている(他の3800形はA,B車2台搭載)。
3804・3805
1988年に製造されたグループ。角形のコンビネーションライトが採用された。また、広電が昭和に導入した最後の車両となった。
3806-3809
1989年に製造されたグループ。仕様は3804・3805とほとんど変わらないが、運転台後ろの広告スペース部分の配置が異なり、手すりが設置されている。

その後の量産は3900形に移行した。

運用

本来の宮島線直通以外にも、市内線内運用でも使用される

各車状況

特記がある場合を除き、2025年2月現在の状態を示す

脚注

参考文献

  • 長船友則『広電が走る街今昔 LRTに脱皮する電車と街並み定点対比』JTBパブリッシング、2005年6月。ISBN 4533059864。 
  • 寺田裕一『ローカル私鉄車両20年』 路面電車・中私鉄編、JTB〈JTBキャンブックス〉、2003年4月。ISBN 4-533-04718-1。 

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