鍋島 直彜(なべしま なおのり)は、肥前鹿島藩の第9代藩主。諱の読みは「なおつね」ともいわれる(「彜」は上から彑、粉、廾と書いた漢字である)。
略伝
寛政5年(1793年)2月21日、肥前佐賀藩主・鍋島治茂の六男として佐賀城で生まれる。寛政12年(1800年)に義兄(姉の夫)で鹿島藩第6代藩主・鍋島直宜の養子となり、4月21日に直宜の隠居により家督を継いだ。
文政元年(1818年)から倹約、リストラを中心とした藩政改革を行なったが成功しなかった。文政3年(1820年)2月17日に家督を養子の直永(実兄の佐賀藩主鍋島斉直の十三男)に譲って隠居する。隠居後に生まれた実子の直晴は直永の養子となった。文政9年(1826年)7月より病に倒れ、回復せぬまま11月19日に死去した。享年34。
系譜
父母
- 鍋島治茂(実父)
- ミン ー 石井尚方の娘、側室(実母)
- 鍋島直宜(養父)
正室
- 柏岡 ー 鍋島直愈の娘
子女
- 鍋島直晴(長男)生母は柏岡(正室)
- 公 ー 鍋島茂真室
養子
- 鍋島直永 ー 鍋島斉直の十三男
脚注




